勉強のやり方がわからない(後編 その2)
閑話休題。
本来の数学の問題の解き方の議論から、随分話が脱線してしまいました。
ここでは、解法の多様性を『本』を例に取って説明したいと思います。
 一般に、本は六面体で「表表紙・裏表紙・背表紙・天・地・小口」の6つで構成されています。
 普通はカバーも付いているので、各面を真正面から見た場合、一応天と地以外は全て見分けがつきます。
 さらに、面・線・点に焦点を合わせて360度ぐるりと見渡せば、各々の外観はそれぞれが固有の表情をしています。
 つまり、一冊の本でも見る角度によって別の物に見えます。
 しかし、どの角度から見てもその本という本質はただ一つです。
数学の問題も、例えるならこの本と同じ様相を呈していると考えています。
 数学の問題は紙に印刷されていて、物理的に一見単純な平面の顔をしています。
 しかしながら、私は過去に問題を読み込むことで、それが立体化していくイメージを度々経験して来ました。
 すると本質は一つでも、アプローチする角度(見る角度)によって色々な解法の切り口が浮かび上がって来ます。
 
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