ミトコンドリアの基質とは?

ミトコンドリアの膜には外膜と内膜の2つがあり、内膜に囲まれた領域をマトリックスと呼びます。
内膜は内境界膜とクリステ膜の領域に分類されます。
外膜と並行になっている箇所が内境界膜で、マトリックス内に陥入している箇所がクリステ膜です。

 

ミトコンドリア細胞における基質の定義は、「細胞内にあって特に構造を認められない部分のこと」ですから、一般的にはマトリックスが挙げられますが、膜間腔やクリステ内腔も基質には違いありません。

因みに、マトリックスにはクエン酸回路があり、呼吸の場の生化学反応回路として顕著な役割を担っています。

また、クリステは内膜のマトリックスへの陥入部分で、内膜の表面積、ひいてはATP合成能の増大に寄与している構造ということも重要な知識です。

しっかり理解して、説明出来るようにしましょう。
(※特に、S.野田君へ)

 

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